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ハムレットと、ルルーシュと

シェイクスピアの最高傑作とも名高い『ハムレット』を読んだ。購入したのはかなり前だったのだが、戯曲という形式の小説があまり好きではなく、積読と化していた。読むに至ったのは、最近読んだ本の中で「シェイクスピアの物語には全てが詰まっている」というような事が書いてあり、興味をそそられたからだった。

読後にまず感じたのは、凄まじい既視感。「この話なんか見たことあるぞ。あぁ、あれだ」と思い出したのが、コードギアスだった。主人公のハムレットとルルーシュの境遇や性格などが、どうにも重なる。そして調べてみたところ、実際にコードギアスの第一期は『ハムレット』をテーマにしていると、制作側も明言しているらしい。どうりで。

あまり話の核心に触れるのも野暮なのでボカしながら書いていくが、まずハムレットの性格は掴みどころがない。と言うよりは、その時どきの場面によって目まぐるしく変わると言ったほうがいいかもしれない。狂っているかと思えば、自分の宿命に悩んだりもする。冷酷な面を見せたかと思えば、隣りにいる友人におどけたりもする。そしてそれが、ハムレットという人間の最高の魅力となっているのである。

『ハムレット』は人によって様々なテーマを見いだせる作品だとは思うけど、少なくとも自分はハムレットのこの人間的な魅力が、この物語を名作たらしめていると感じた。

コードギアスに関しても同じことが言える。ルルーシュは黒の騎士団の首領としての修羅の道を選ぶが、その一方で学園生活では友人達と戯れるなど、17歳らしい一面も見せている。狡猾な面を見せたかと思えば、不器用であったり朴念仁のような面も見せる。そういった人間臭さがルルーシュの魅力であり、やはり作品全体の魅力にも繋がっているわけである。

もちろん両主人公の性格面だけではなく、様々な点で両作品には繋がりがある。ハムレットを読んだことがある人はコードギアスを、コードギアスを見たことがある人はハムレットを読んでみると、様々な気付きがあって面白いかもしれない。

最後に『ハムレット』という作品を単体で見たときの魅力だけど、謎めいた部分が多いことがあげられる。ハムレットの狂気は偽りだったのか真実だったのか。行動一つ一つの真意はなんだったのか。明確にされていない部分が多く、それだけに読み手に想像の余地を残している。それが今でもこの作品が読み続けられている理由のひとつに思う。

次は同じく積んである『ヴェニスの商人』でも読んでみようと思います。

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